防火設計 ーFire Protection Design Sectionー

防火設計NEW WORKS

地下街の防災計画/八重洲地下街、渋谷地下街

■規 模 【八重洲地下街】
床面積約69,000㎡、
店舗数172店(現状)
【渋谷地下街】
床面積約5,000㎡、
店舗数36店(現状)

地下歩行者ネットワークと地下ショッピングモールが合体した地下街の建設は高度成長期に公民一体となって事業が推進され、その多くは昭和30年から昭和40年代(1955~1975年)にかけて建設されたものである。
全国的に多くの地下街が誕生する中で、1980年に発生した静岡市地下街の大規模なガス爆発事故をきっかけに地下街に関する規制は厳しくなった。
八重洲地下街は1965年開業、渋谷地下街は1957年開業である。
現在、八重洲地区再開発と渋谷駅開発の工事が進んでいるが、開発ビルと接続する2つの地下街は既存不適格是正と地下ネットワーク再整備が必須となった。
既存不適格である2つの地下街は東京都建築安全条例に規定される『安全上、防火上及び衛生上支障がない』ことを確認するために、公益財団法人東京都防災・建築まちづくりセンターにおいて防災計画評定を受けた。

■八重洲地下街
【防災計画評定】 2017〜2018年
【工事】 2019〜2022年
【設計者】 日本設計 [協力] 明野設備研究所

■渋谷地下街
【防災計画評定:2018〜2019年3月
【工事】 2019〜2021年
【設計者】 東急設計コンサルタント [協力] 明野設備研究所

現状の八重洲地下街
現状の渋谷地下街