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2018.08.30

創立10周年記念セミナ-とパーティ

ベトナム国立ハノイ建設大学都市建築研究所の10周年記念セミナ-が8月16日に開催され、明野設備研究所から11名、東京理科大学から3名が参加しました。
セミナ-のテ-マは『火災安全・避難安全及び日本に学ぶ防火設計』です。ベトナムでは建物の近代化とともに火災事故も近代的なものとなり、ビル火災対策は大きな問題になっているようです。
セミナ-には大学関係者、ハノイの建設関係者及び消防関係者など約150人の参加があり、ベトナムの防火行政と火災安全に関する講演とディスカッションが行われました。日本からは東京理科大学の小林恭一教授、明野設備研究所のダン・マン・クォンとファン・スン・フンの2名(ハノイ建設大学出身)が講演を行いました。ダン・マン・クォンとファン・スン・フンは最近発生したハノイ市内の高層マンション火災ケ-ススタディを講演し、予防策などを提言しました。
夜の10周年記念パーティには約200人の大学関係者とともに明野設備研究所も参加し、盛況のうちに閉幕しました。

セミナ-講演内容◎ベトナムにおける火災安全対策
◎日本の火災状況と防火法令の変遷(日本)
◎建築物の火災安全設計法(日本)
◎マンション火災のケーススタディ(日本)
◎避難階段配置に関する規定の設計方針
◎消防大学の教育プログラム
◎ハノイ都ホアンキエム地区の防火対策
◎高層建築物の避難計画
◎耐火材料
◎防火関連規定に関する問題点と適用事例
◎建築基準の防火規定に関する不適合
◎鉄筋コンクリート構造の耐火性能

写真はセミナー講演、セミナー会場のAFRI案内パネルの前、セミナー後のパーティでハノイ建設大学教授との記念品の取り交わしの様子です。